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20071006設置ブログ1
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下の手牌 5萬か8萬を切れば聴牌ですが、どちらを切って聴牌に構えますか?



 期待値を考えれば一盃口を睨んでの5萬切りで問題ないように思われます。8萬を切っても得点の上では何も良いことはありませんからね。しかし、本当に常に5萬切りで良いのでしょうか。少なくとも得点よりも早和了りに重点を置いた局などでは、一盃口を意識し5萬を切るようでは拙いのではないかというのが今回の話です。

 もちろん、リーチをかけるのであれば5萬切りで特に問題はないと思います。しかし、守備重視、早和了り重視の局面であればリーチをするのは大問題ですので、ダマ聴にとることを前提にして話を進めます。

 まず、5萬切りと8萬切りで手牌の変化について考えてみます。5萬切り聴牌での変化形と言えば78萬4索引きでシャボ待ちへの変化くらいでしょう。しかし、8萬切り聴牌の変化形は4萬引きで369萬待ちの3面張、3萬引きで嵌4萬待ち、7萬引きで47萬4索待ち、58萬引きで4索とのシャボ待ち、4索引きでの58萬待ちか47萬待ちなど変化に富んでいます。

 これは8萬切りの方が手牌が柔軟であるということです。手牌が柔軟であるということは受けに回ったときに手牌が崩れ難いというメリットがあります。具体的な例を上げてみてみましょう。

 まず、他家に本命47萬待ちのリーチが入ったとしましょう。そのときに4萬を引いたとしたらどうでしょうか。5萬切りで聴牌をとっていたら、聴牌を維持するためには危険を承知で4萬を切るか、4索切りでベタオリ気味に回すしかないでしょう。しかし、8萬切りで聴牌をとっていた場合であれば、多少待ちが悪くなるとは言っても8萬を切って聴牌を維持しておけます。

 また、7萬引きについてもほとんど同じことが言えます。5萬切りで聴牌をとった場合は6萬切りで8萬4索のシャボ待ちに取るか、8萬切りで中膨れの7萬4索のシャボ待ちにとることになるのでちょっと苦しい。しかし、8萬切りで聴牌をとった場合であれば47萬4索待ちの変則3面張になり、待ちとしても面白いので特に不満もないでしょう。

 次に36萬待ちが本命のリーチが掛かり3萬を引いた場合はどうでしょうか。5萬切りの場合はもちろん聴牌を維持出来ません。再聴牌も3萬のくっつき聴牌を期待する以外になく、4萬引きの再聴牌は振聴になってしまいます。しかし、8萬切りで聴牌をとっていれば7萬切りで問題ありません。もちろん、待ちは嵌4萬になり多少苦しくなりますが、ベタオリするより遥かにマシというものです。

 以上のことから、手牌に柔軟性を持たせるとベタオリすることが減り、打ち回しやすくなるということがお分かり頂けたと思います。つまり、守備重視の場面では手役がつく可能性を多少減らすことになっても、手牌に柔軟性を持たせる方がより良いということです。

 また、他家のことを無視して単純に手牌だけを考えても4萬引きでの3面張があるのですから、守備重視・早和了り重視であるのなら8萬切りで聴牌をとるべきでしょう。

 不要牌の選択は期待値や牌効率が基本になりますが、それだけを判断材料にしているようではなかなか勝てません。局毎に合った打ち方をすることが勝ちきるためには必要です。

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今回は数牌のドラの所在を使い易さという点から考えてみたいと思います。 まず、数牌で一番使いにくいのはどの牌か考えてみます。ドラが手牌に1牌しかない場合は、1萬(9萬)よりも2萬(8萬)、2萬よりも3萬(~7萬)の方が使い易いでしょう。これはドラであるかどうかに関係ないので説明するまでもない思います。次にドラが2牌ある場合も基本的には同じなのですが、ちょっと違う場合もあります。それは下のような場合です。

ドラ

 ドラの2萬が2牌あるのはいいのですが、2牌使い切るのはかなり難しい。3萬を引けば平和一盃口で問題ないように思えるかもしれませんが、4萬を引いた場合は役なしの上にドラそばの辺張となり、和了りにくく非常に苦しい形になります。1萬引きの場合は一盃口ができダマで和了れるようになるので大分マシにはなりますが、ドラそばの辺3萬待ちでは和了りにくいことに変わりありません。

 そもそも1234萬をひかない可能性も決して低くありません。もし引かずに終盤までもつれて形聴を目指したいときに、1234萬を鳴くことが出来るのかといえば、上家が聴牌しているか余程の大物手のときでもないと鳴くことは出来ないでしょう。つまり、1223萬の形で固定してしまうのはかなり危険だし、苦しいということになります。

 上記の手牌でドラを2面子として使い切るが難しいとなるとドラを切って123萬の1面子として使うことになると思いますが、せっかく2牌あるドラをドラ1にして手牌を構成するのはもったいないと感じる人が多いと思います。また、123789萬(索、筒)がドラの場合は三色含みの純チャンやチャンタに向かう傾向が高くなるので、2萬を鳴かれる可能性が高いのでかなり切りづらい。もちろん、下家がクイタンやファン牌での和了りを考えていれば、喜んで鳴かれて手を進めさせてしまうことになりますし、何よりドラポンでもされたら非常に苦しい状況になってしまうので、十分形でもないのにドラを切るのには抵抗があります。

 そうなるとドラを使い切るために13萬を落としてドラを雀頭として使おうとすることが多くなります。3萬(~7萬)がドラで2334萬とある場合はかなりの確率で2面子として見込めるので、24萬と落とされることはほとんどありませんが、2萬(8萬)がドラで2牌ある場合は13萬と落とされることが多くなるということです。このことから、13萬が捨てられたときはドラ受けを嫌ったわけではなく、ドラの対子があるのではないかと推測できます。特に序盤に13萬を捨ててある場合はその傾向が顕著です。それは、手牌が整っていない序盤にドラ受けを嫌う理由がないことを考えてみれば明らかです。

 とは言っても好配牌のときや染め手、手役を絡めようと思ったときなどは、ドラの受け入れを早い段階で嫌うこともありますし、1334萬のような形からドラの2度受けを嫌って13萬が序盤に切り出されることもあるので、他の捨て牌や状況から考えてみることも当然必要です。

下のような手牌の場合何を切るでしょうか?
 

 

 上の手牌の場合、切る候補としては349萬、14筒、7索がありますが、9萬を切るのが一番受け入れが多くなります。
 ですから、ほとんどの人は9萬を切ると思います。次に2筒以外の有効牌を引いた場合は、一番受け入れの多くなる1筒を切っていくことになります。
 つまり、9萬の裏スジである58萬待ちと、1筒の裏スジである25筒が受け入れとして残ることになります。

 

 

 数巡後に上の1向聴の手牌になったときには何を切るでしょうか?(もちろん、何をつもるかによって切り出す牌は変わってきますが、話を単純にするために最初の手牌から極端に変化することはないものと進めていきます)
 ほとんどの人は4萬を切ることになると思います。4萬を切れば受け入れは358萬、254筒が有効牌ということになります。
 そして、58萬が入れば4筒を切って25筒待ちになり(もちろん、3筒を切って3萬4筒のシャボにもできますが、わざわざ1翻落とす必要もないですね)、
 3萬254筒が入れば4筒(4筒を引いた場合は3筒)を切って58萬待ちということになります。

 つまり、受け入れの多さ(牌効率)を重視した打ち方をする相手の場合は、ほとんどこのように序盤の裏スジ、終盤のまたぎスジが受け入れとして残ることになります。
 つまり、序盤の裏スジ、終盤のまたぎスジが当たり牌になる可能性が高いということになります。
 そして、今回の場合の捨牌は下のようになると思います。

 
 

 ですから、この捨牌から判ることは9萬の裏スジである58萬、1萬の裏スジである25萬、1筒の裏スジである25筒、4筒のまたぎスジである25筒、36筒あたりが危ないということになります。
 もちろん、裏スジ、またぎスジ以外が当たり牌になる場合もかなりありますが、これが読みの基本となります。

 また、多少捨牌に凝ったりする人でも最初の数牌には無頓着な人が多いようです(何も考えず9萬を切りとばす)
 つまり、最初に捨てられた数牌の裏スジは要注意だということです。ましてや、自分の捨牌に全然注意を払わない人であれば、なおのことです。

 雀鬼の言う、最初に字牌を捨てるな理論は、この点で大いに弱点をさらすこととなり、あまりオススメできる理論では無い事がわかります。

変な打牌はかならず、自分の首を絞める。
そんなお話。

手牌で重要なのは早さと高さだと言われてますが、それだけではもちろんない。早さ高さの他に柔軟性が必要になる。
 柔軟性とは何かと言えば、それは打ち回しのしやすさであり、いざというときに食い仕掛けができるのかどうかということになると思う。
 例えば、下のような手牌の場合、何を切るのがいいのかということです。
 

 

 牌効率だけを考えれば、79索切りが一番効率が良さそうですが、果たしてそうでしょうか?
 もちろん、違います。
 この場合、もっとも効率が良いのは4索切りということになります。聴牌するための受け入れの広さは79索切りは36索、69筒の4種16枚になります。
 一方、4索切りでも68索、69筒の4種16枚で79索切りと同じということになります。

 また、聴牌してからの待ちの枚数はどうかと言えば、79索切りの方はどういう聴牌をしても2種8牌の待ち牌があることになります。
 4索切りの場合は、68索が入った場合は、69筒の2種8牌の待ち牌になりますが、69筒を先につもった場合は8(6)索の1種4牌になります。

 これだけを考えれば、79索切りの方が多少勝るように感じるかもしれませんが、待ち牌の枚数以上に重要なことがあります。
 それは上がったときの点数の高さであり、食い仕掛けができるのかどうかということです。
 79索を切った場合は平和以外に役がないので手牌が固定されてしまいます。
 79索を切りとばしては食い仕掛けて上がることはまず不可能に近いうえに、これからの変化の形はほとんど望めない。

 もちろん、喰断の可能性や他の役の可能性もないではないでしょうが、まずできないと言っていいでしょう。そして、79索を落とした場合、リーチをかけても2000点しか望めないということです(裏ドラや一発、ツモなどの要素があるので、満貫、跳満にばける可能性もないではないが、それはごくまれなことでほとんどは2000点かツモって2700点程度しか期待できない)
 しかし、4索を切っておけば、789の三色があるので高得点が望めるうえに、9筒もしくは8索を鳴くことによって、上がることができるということです。

 6索、6筒をつもった場合は3色がつかないじゃないかと思うかも知れませんが、6索引きの場合は79索切りと同様の平和を聴牌できるので問題ないといえるでしょう。
 問題は6筒引きの場合ですが、ツモ切ってもいいし、聴牌にとっておいて9筒引きで三色を待ってもいいし6萬引き(9索を切った場合)で、断ヤオへの手変わりを待っても良い。

 もちろん、出上がりはできませんが、手変わりが望めるのでそれほど、分は悪くありません。
 なにより、6筒を引く確率は4分の1なのでそれほど気にする必要はないとも言えます。
また、6筒引き以外の場合は4索切りの方が高得点を望めることを考えれば、やはり4索切りの方が優っている考えられます。
 最後に簡単にどれくらい優っているのか得点の高さから検討してみたいと思います。
 ロンあがりだけで計算しても以下のようになります。

79索切りの場合
3索ツモ:1000(得点)×8(待ち牌の数)=8000
6索ツモ:1000×8=8000
6筒ツモ:1000×8=8000
9筒ツモ:1000×8=8000
計32000点

4索切りの場合
9筒ツモ:2600×4=10400
6索ツモ:1000×8=8000
8索ツモ:3900×4+1000×4=19600
6筒ツモ:0×4=0
計38000

 上の計算の結果は出あがりのときの期待できる得点ということになりますが、4索切りの方が6000点(2割弱)ほど得点が高いことがわかります。ツモの場合を計算すればそれ以上になることは当然おわかり頂けると思います。
 そして4索切りの場合は鳴いても和了れることを考えれば、どちらの方がより効率が良いかということは自明だと言えます。つまり、面子選択をするような場合は、聴牌の早さ、あがり易さ、得点力と柔軟性の点で優っているものを選択することが重要になります。

 

 

 上のような手牌はかなり好形の一向聴だと思えますが、一体平均何順くらいで聴牌するのでしょうか?3面張が2つもあるので、2,3順もあれば聴牌するのでしょうか?ちょっと考えてみましょう。

 まず、聴牌するための牌は258萬、258筒の6種22牌です。一方、母集団は手牌の13牌を除いた123牌となります。
 123/22で、5.59になり、5,6順に1回しか聴牌する牌を引かないということになります。予想通りの数字だという人もいれば、予想より順目がかかると思った人もいると思いますが、少なくともすんなり引けるという数字ではないと思います。
 なにしろツモれる回数はほとんどの場合、1局あたり18回より少ないのですから、6順というのはかなり大きい数字だといえます。

 3面張=好形というイメージがあるので、3面張が2つもあるとすぐに聴牌し、あがれると思いがちですが、そんなに簡単に聴牌できるものでもないし、ましてやあがれるものでもないということですね。



 

 上のような手牌の場合
 12345678筒、23456789索、北の17種58牌もの牌で聴牌することになります。つまり、123/58で2.12順に1回有効牌を引くことになり、約2順で聴牌することになります。3面張が2つよりも断然有効牌が多いことがわかりますね。

 しかも、聴牌したときも両面や3面張になる可能性もかなり高いです。つまりは手牌の構成を固定してしまうよりも柔軟に構えられる方がより有効牌が多くなるということです。


 
 

 

 では、上の一向聴の場合は何を切るのがもっとも手広くなるのでしょうか?
 一応、選択肢としては、367萬、6筒、47索といったところでしょうか。それでは、それぞれの有効牌を見ていきたいと思います。

 まず、6筒切りですが、12345678萬、23456789索の16種54牌が有効牌になります。
 4索切り(7索切りでも当然同様)は、12345678萬、345678筒の14種44牌が有効牌になります。
 次に7萬切りの場合ですが、258萬、36筒、47索の7種23牌が有効牌となります。
 最後に3萬切り(6萬切りでも同様)ですが、7萬、345678筒、23456789索の15種46牌が有効牌になります。

 つまり、もっとも有効牌が多いのは6筒切りで、次に3萬切り、4索切り、7萬切りということになります。これからもわかるように3面張を固定させて、一向聴をとるのは他の3通りに比べてかなり分が悪いということがわかります。

  有効牌 有効牌の数
切り
16種54牌
切り
14種44牌
切り 7種23牌
切り
15種46牌
 

 もちろん、ここで言おうとしていることは、何も3面張は良い待ちではないとか、聴牌しにくいということではありません。
 わざわざ言うまでもなく3面張は良い待ちですが、それ以上に良い待ちというのはありえるということを意識する必要があるということです。
 つまり、好形(当然、3面張だけの話ではない)だと思われていたり、思っていたりするものよりも良い待ちはあるということです。
 先入観や固定概念を持っているとそういったものを見逃しやすくなるので、常に何かもっと良い待ちがあるのではないか?と考えることが大事だということです。



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